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新しい哺育舎は夢のまた夢?一歩踏み出すためのアドバイスです!

24
March

多くの酪農家が、振り返ってみると哺育舎の設計には全く時間をかけてなかった、と言います。作業手順を綿密に計画しておけば、そこにかかった時間はすぐに取り戻せます。先に様々な想定をしていれば、想定外のことは起こりにくくなるからです。

哺乳にどのくらいの時間がかかりますか?

 

哺育舎には換気の良さが必須です

 

新しい哺育舎は季節に関係なく、子牛の需要もそこで作業する人間の需要も考慮して建てなければなりません。哺育舎の設計で最も重要な要素の1つが換気です。ただ残念なことに、ここに充分な注意が向けられることは一般的ではありません。子牛の寒さ対策がまず真っ先に検討されます。この時点で、換気についてはすでに妥協が生じています。子牛にとって最善の換気は、自然換気と陽圧換気チューブの併用なのです。

新生子牛は耐性が低いため、哺育舎に入ってくる空気は清潔で新鮮で、直接風に当たらないようにしなければなりません。育成牛や搾乳牛から病原体が空気に乗って運ばれるリスクを下げるために、哺育舎は農場の敷地の風上に位置することがよいとされています。

哺育舎の換気は妥協しないこと!

もっと効率的にもっと快適に働きましょう

酪農規模がどんどん拡大していくにつれ、哺育舎は原則オールインオールアウト方式に則って運用されるべきという事実にいっそう注目する必要が出てきます。つまり、同じペン(グループ)の子牛は牛舎への出入りが常に一緒である、ということです。これと同時に、体格差や月齢差もグループ毎に均等になります。この方法なら、若くてまだ弱い子牛のうちに、潜在的に病原体を有している大人の個体と直接接触することなく過ごせます。

子牛の飼育方法としては個別ペン、グループペン、そしていわゆるハイブリッド型(個別ペンとグループペンの併用)が挙げられます。哺育舎での最初の数日は個別ペンに入れた方が観察もしやすく、哺乳の仕方を確実に教えこめます。遅くとも3週齢くらいでペアまたはグループでの飼育に切り替えるのがお勧めです。自分以外の子牛がいると、探索や新しいことの学習もしやすくなり、この適度な探求心は将来的に搾乳牛として必要になるスキルでもあります。子牛のグループは最大8頭くらいが適しています。

単体、グループ、ハイブリッド-どの方法で飼育しますか?

子牛へのミルクや代用乳を与える方法は数多くあります。ただし、どの方法を選んだとしても、子牛がそれぞれ自分だけの乳頭(吸い口)と容器をあてがわれるようにすることを忘れないでください。4dBarnは、飼槽スペースをどのように最大限活用するか、を重視しています。これと、子牛がミルクを飲んでいる際の状況は同じくらい重要で、生まれてから1週間はミルクを飲むために競争を引き起こしてはいけません。こうすることで早い段階から、飼槽での行動ルールを身につけ、他の牛を押しやる必要はないということを憶えます。子牛にとっても、テーブルマナーの良さはお行儀の良さにつながるのです。

子牛は安心してお食事をしたいものです

哺育舎の運用に重機は有用です

作業者の視点から見て、哺育舎で一番身体を使うのは各ペンの乾燥・清掃作業です。ペンの位置・構造、出入口との位置関係、床の構造には充分考慮し、あらゆる作業に機械を使えるようにすることをお勧めします。もちろん、個別ペンの古い敷料も、機械を使って撤去していきましょう。

処理室は哺育舎の心臓部です。流し、床の排水溝と棚がいくつかあるだけの6平方メートル程の空間に過ぎないとあなどってはいけません。使い勝手がよく、哺育舎での需要を満たせる大きさで、日常的なオペレーションを円滑にサポートできるように配置されます。

4dBarnの専門家と哺育舎を設計すれば、機能的な処理室が必ずついてきます。

哺育舎自体の寿命は15-20年を優に超えるので、設計にしっかり時間をかける価値はあります。哺育舎に何を望み、将来的に何が必要になるかを検討してください。4dBarnは、哺育舎が牧場全体の運営の支障にならないように設計します。

CapMarjo Posio(動物生命科学修士)、4dBarn 子牛専門家tion